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香港最新レポート【コラム】

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7月に香港出張をして参りました。約10年ぶりに訪れた香港ですが、街の全てが洗練され、経済成長のスピードを実感させられました。


1.Airport express

 成田空港から都心への電車として成田エクスプレスと京成スカイライナーがあるように、香港にもAirport Expressという便利なものがあります。
 香港国際空港駅から香港駅までわずか23分で到着してしまうのですが、それ以上に驚いたことは、空港の税関を出たら、そのすぐ目の前が駅のホームとなっているとなっているということ。
 旅行者としては重い荷物を持って駅のホームまで長々と歩くのはつらいもの。成田空港でも税関を出てから駅のホームまで歩いて5分~10分はかかってしまうもの。香港の空港では徹底した顧客視点のサービスを実感いたしました。

2.香港人の英語力 

 香港が元英国領であったという背景もありますが、香港の人たちはビジネスパーソンに限っては驚くほど英語が流暢でした。(ただし街中のお店や食堂では英語は通じませんでした・・・)
 そこで香港人でも、特にビジネスマンになぜ英語がそこまで上手であるかと聞いてみたところ、①香港では英語は3歳から学ぶ、②英語圏へ留学経験者が多い、ということが主な回答でした。グローバル企業のアジア本社が多いことも理由かもしれません。
 一方日本では、最近になってやっと小学校から英語を勉強しはじめ、留学にいたっては年々減少傾向にあると状態です。
 ところでスイスIMDによる2011年世界競争力ランキングでは、米国と香港が共に1位になったことに対して、日本は26位のようです。国際ビジネスは英語が出来ないと話になりませんので、日本人の英語力の向上が、国際競争力の向上に大きく関係してくると考えられます。
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3.International Commerce Center & Intenational Finance Center 

 これはそれぞれ九龍と香港島にある商業ビルなのですが、共に100階を超えており、ビルの低層にはショッピングセンターやモールがあり、中層から高層にかけてはテナントのオフィスやホテルが入っている超高層ビルです。
 中に入るときれいで極めて洗練されたビルという印象で、香港の経済力の象徴と言えるようなビルでした。ちなみにこの中にあるレストランには多くの日本レストラン(ラーメン、とんかつ、寿司等)や日本の食材を扱うスーパーマーケットがありました。香港の人には日本好きな方が多いようです。
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 以上、約10年ぶりの香港でしたが随分と印象が変わり、経済成長のスピードに驚かされてばかりでした。それと同時に、この日本の10年を振り返ると、世界競争力26位にされるのは仕方がないという気にもなりました。

2011年7月
髙山 恵史