産業機械・部品メーカーにとってのWEBマーケティング【コラム】
中堅・中小の産業機械・部品メーカーにとってインターネットマーケティングは縁遠いものかもしれません。一般的には広告予算が少ない業種なので、ネット広告代理店も積極的に営業してこないのではないでしょうか。しかし、自社で取組めば少ない予算で効果的なマーケティングができます。 |
産業機械・部品メーカーが自社でWEBマーケティングに取り組み、顧客を増やそうとする際に向いている手法は二つです。一つは検索エンジン連動型広告(リスティング広告)で、もう一つはモノづくり系ポータルサイトへの登録です。
まず検索エンジン連動型広告(リスティング広告)ですが、Yahoo!やGoogle等で検索をした際に、検索したキーワードと関連する広告が画面の上と右に表示されるサービスです。
検索する=関心があって調べているはずですので、関心のある人だけにピンポイントで広告を表示することが可能なので、効率良く広告がうてます。そして広告費用は広告をクリックされた際だけに発生し、専門性の高い用語であれば1クリックあたり数十円程度で済みます。
弊社は韓国企業の日本事務所の運営もしており、マーケティング活動の一環として取扱い製品である「自動給油装置」のリスティング広告をやっています。ニッチな製品なので検索数は少ないですが、ドンピシャのキーワードで検索された時のクリック率は10%以上あります。しかも競合が少ないので入札価格はかなり安いです。月額1万円かからない予算で、ネットからの問合せを頂いています。
次にモノづくり系ポータルサイトですが、日本ではイプロスやNC network等が有名です。産業機械・部品を購入したいユーザーがアクセスし、サイト内で対象製品を検索し、問合せができるサイトです。これらのサイトには無料で自社製品の登録が可能で、有料での広告掲載も可能です。これらのポータルサイトのページは検索エンジンにも強く、関連するキーワードで検索された場合に上位に表示されることが多く、問合せにつながる確率も高いです。
上記はイメージが湧きやすいように日本国内を前提に説明しましたが、実は海外向けのマーケティングについても同様のことが言えます。中国の検索エンジンならバイドゥ、欧米の産業機械ポータルならGLOBAL SPEC等、掲載するサイトが若干変わってくるだけです。そして素晴らしい点は、日本に居ながら自由に登録・設定ができるという点です!
海外進出を検討する際には、まずは海外サイトへのWEBマーケティングから始めてみてはいかがですか?
2011年7月
長谷川 靖志
長谷川 靖志