海外進出支援コンサルタント　グローバル戦略立案、販路開拓、営業代行、貿易実務代行で貴社の東南アジア・インド・中国・北米・欧州等への進出を支援。50ヶ国以上をカバー、過去15年間で450件以上の実績。

ウクライナ問題等で、政治的・軍事的な影響力を行使するロシアですが、経済発展という面ではまだまだ途上国で、日本製品やサービスへの潜在的ニーズは高いように思われます。

　ウクライナ情勢でゆれるロシアに行って来ました。２月末の訪問でしたが、風が吹かない大陸性気候のせいか東京より寒さを感じず、持参した大量のホカロンも使わずじまいでした。最近のルーブル安の影響で、ツアー代が激安になり古都サンクトブルグも首都モ スクワもアジアからの観光客が連日殺到しています。

　ロシアでまず目に付いたのは、みんな土まみれの汚い自動車に乗っていることです。なんでも、ガソリンスタンドや車を洗うスタンドが郊外にしかないため、どうせ 雪解けの泥でまたすぐ汚れるからという理由でそのままにしてるそうです。コンビニもなく、ロシアを代表するグム百貨店でもトイレの数はひとつだけ、現金オンリーの商店も多く不便を感じることも多々ありました。最近は日本のメーカーがモスクワ駅に飲料の自動販売機を出して人気らしいですがこうしたサービス産業が入り込む余地がロシアにはたくさんあると感じました。

　ロシアは夫婦共働きでないと生活がたちゆかないそうで、昼間は祖父母が孫の面倒をみています。公園や街ではおばあちゃんが孫の手をひいて歩く姿が印象的でした。現在は、子供が増えてるのに幼稚園など児童施設が足りないそうです。この周辺にビジネスチャンスは確実に存在するかと思います。
　それでも２４時間オープンの大型スーパーで買い物する人や、スタバやお洒落な カフェで談笑する若者など見てるとロシアの人たちの生活はソ連時代より確実に自由になり、生活を楽しんでいるようでした。